ダイヤモンドキーパーの評判は?このデメリットは、、、

ダイヤモンドキーパーの評判は? このデメリットは、、、

キーパーコーティングの中で3大主力製品の1つである、「ダイヤモンドキーパー」。

ピュアキーパー、クリスタルキーパーと年々、より高品質な製品を開発されているキーパーですが、お客様のニーズにも合致し、1台あたりの単価があがり、売上も好調のようです。

一方で

SNSやYouTubeでは、高評価しか見ない気がするけど、、ダイヤモンドキーパーって本当に評判よいの?                                                 ダイヤモンドキーパーって結局良いの?なにかデメリットあるの?

と高額商品であるがゆえに、初めてコーティングを検討している方など悩まれている方も多くいらっしゃるかと思います。

そこで本記事では、ダイヤモンドキーパーの内容や特徴、おすすめできる製品なのか紹介します。

ではダイヤモンドキーパーの真相にせまっていきましょう。

目次

ダイヤモンドキーパーとは

ダイヤモンドキーパーの性能・特徴

ダイヤモンドキーパーの性能や特徴について説明します。

二層構造で圧倒的なツヤ

引用:http://www.keepercoating.jp/lineup/coating/diamond.html

ダイヤモンドキーパーは2層構造になっています。1層目は特徴的なガラス被膜で、2層目は特殊なレジン被膜の2層構造になります。1層目のガラス被膜は、塗装面のツヤを損ねている微細傷や凸凹を埋めて被膜表面を厳密に平らにして”異次元のツヤ”を作り出します。なお、Wダイヤモンドキーパーの場合、ガラス被膜が1層追加されてより強固な被膜を形成します。

レジン被膜により水シミがつきにくい

2層目のレジン被膜は、1層目の無機質のガラス被膜に密着し、無機質と有機質両方の性質をもつ特殊な被膜です。

ダイヤモンドキーパーは表面を有機質にする事によって、水道水などに含まれる無機質のミネラルが固着して出来る醜い「水シミ」を、本質的に防止する事が出来ます。

3年プランと5年プラン

ダイヤモンドキーパーは、3年プランと5年プランどちらかを選ぶことができます。

3年プランは、メンテナンスをせずに、洗車だけで3年間持続目安なプランになります。

一方で5年プランは、1年に1回のメンテナンスを行うことで5年間持続目安のプランになります。

ダイヤモンドキーパーの価格

スクロールできます
クリスタルキーパーダイヤモンドキーパーWダイヤモンドキーパーEXキーパー軽研磨鏡面研磨
SSサイズ16,600円47,500円68,800円108,100円8,600円41,900円
Sサイズ18,600円52,500円76,100円117,900円9,500円46,100円
Mサイズ20,800円57,500円83,400円128,500円10,300円50,300円
Lサイズ22,800円61,300円88,800円143,000円10,900円53,500円
LLサイズ27,000円67,500円98,000円152,600円12,000円59,700円
XLサイズ31,300円86,400円125,100円166,300円別途見積もり別途見積もり
耐久性(ノーメンテの場合)1年間3年間持続目安3年間持続目安3年保証
耐久性(メンテ有の場合)5年間持続目安(1年1回のメンテ)5年間持続目安(1年1回のメンテ)6年保証(1年1回のメンテ)

ダイヤモンドキーパーの評判・口コミ

次にダイヤモンドキーパの評判や口コミを紹介していきましょう。

初めて専門店でのコーティング。

オプションでヘッドライトもコーティングしました。

ピッカピカのツルッツルになりました。

みんカラ

施工後、半年経過。納車後すぐに施工してもらった。ツヤはまだまだ健在ですが雨染みが…やはり青空駐車&撥水性のコーティングは厳しいか…

みんカラ

使用してちょうど1年。

決してキーパーが良くないということではなく、メンテナンスをしっかりできなくて、天井及びボンネットにびっしりウォータースポットが出来て、酸性ケミカル等使用しても取れなくなってしまった。

みんカラ

ツヤに関してはおおむね高評価である一方で、「水シミができた」など耐久性の部分でネガティブな意見もあるようです。高評価の人もいれば、酷評もあるのがお客様の反応で、評価が完全にわれているようです。

なぜこのように評価がわれてしまうのか、その原因はキーパーの人材育成上の要因が関係しているかと思います。

原因をこれから深堀していきましょう。

ダイヤモンドキーパーのメリットデメリット

メリット

全国に店舗があり安心できる

キーパーラボは全国に84店舗、キーパープロショップは5,951店舗(2020年12月現在)と全国規模で展開しており、年々店舗数も増えております。様々な場所で同じメニューを施工できメンテナンスを受けれることは、安心ですね。

洗車ができる

キーパーのメリットですが、コーティングだけでなく車が汚れたら洗車もお願いできるので、利便性に優れているかと思います。

デメリット

レジン被膜は有機質の被膜だからこそ、持ちが悪い

トップコートであるレジン被膜は有機質であるがゆえに、メリットデメリットあります。

そもそも物の性質として同じ性質同士を引き寄せ、正反対のものは反発するという性質があります。

そのため、有機質でできているレジン被膜は、無機質である水のミネラルなどは引きせることはないので、水シミ水垢が固着しにくいというメリットがあるのです。一方で有機質のコーティングは、下記デメリットがあるため、定期的なメンテをしない限り、持ちが悪くなります。ダイヤモンドキーパーは確かにレジン被膜により、水シミ水垢には強いと思いますが、維持するには定期的なメンテがないと物理的に持ちにくい構造だと考えられます。

実際、ダイヤモンドキーパーのサイトを見ると、コーティング保証はなく、コーティング持続期間も「持続目安」という表現を使用しているのは、そういった持続しにくいコーティング構造が背景にあるからでしょう。(EXキーパーは持続目安ではなく「保証」となっております。)

レジン被膜(=有機質コーティング)のデメリット
  • 有機質である排気ガスや埃など油汚れが固着しやすい
  • 熱や紫外線、酸性雨などに弱い
  • 耐薬品性が低い

キーパーの構造的問題

ポリマーコーティングであるピュアキーパーや、クリスタルキーパーであれば下地処理が必要なかったのですが、ダイヤモンドキーパーに関しては場合によっては下地処理が必要なり、磨き作業を伴うことがあります。

そのため、ダイヤモンドキーパー液剤自体の良し悪しの前に、下地処理が必要とされるコーティングとなると、キーパー自体の構造的な問題があるかと考えられます。

人材育成の問題

キーパーの人材育成は、検定制度が有名かと思います。ダイヤモンドキーパーも”コーティング技術1級資格者”のみが施工できるようになっていますね。

良くも悪くもいかに短時間で成果を出すか効率が求められる世界であり、作業もすべてマニュアル通りに施工されることが求められます(私も検定に参加してますし、実際に社員からお話を伺ったこともあります、、)。本当はもっと時間をかけてお客様の車を入念に一台一台施工したい、と思いの社員さんもいらっしゃると聞きます。

下地処理が必要のない簡易なコーティングであれば良いのですが、塗装の状態を見極めて下地処理を伴うコーティングとなると、マニュアル通りにはいかないこともありますし、時間がかかることもあります。そうなると、マニュアル作業通り実施できれば資格が取れて施工資格を保持できる業務設計は、本当にコーティング効果を求めるお客様からするとリスクでしかありません。何せ経験のない塗装状態に当たった時に、どのような対応をすればよいのかがわからないからです。施工はできたとしても仕上がりは、、、どうでしょうか。

先ほど述べたダイヤモンドキーパーの評価が2分されている根本的な原因は、人材育成の体制にあるかと思います。

施工に向かない施工環境

施工環境がなぜ重要なのかを説明した表は下記のとおりです。

スクロールできます
必要な設備完全密閉環境充実した照明器具
理由・吹き曝しの環境では、ポリッシャーという磨きの機械と塗装面の間に砂塵が飛んできて巻き込んでしまい、レコード盤のような傷が塗装に残るリスクがあったりするため、密閉である必要あり。

・温度湿度のコントロールができないと、コーティグムラや硬化の問題が生じるリスクがあります。温度が高いと、コーティングの硬化がはやく、拭ききれなかったり、拭きムラがでてしまったり、また急いで拭いたために塗装面に傷が残ってしまったりリスクがあります。一方で温度が低い中で施工となると、乾燥せずコーティング硬化が遅れてしまいます。
・照明設備が整っていない中でコーティング施工となると、下地の傷が見えなかったり、ムラなどに気づかず、中途半端な仕上がりとなってしまう可能性あります。

キーパーの施工環境は、直営店であるキーパーラボと、ガソリンスタンド併設型のキーパープロショップの2つに分かれます。ラボは、密閉環境で施工環境が整っていることが多いのですが、ガソリンスタンド併設型のプロショップは、密閉環境でなく温度湿度のコントロールができないことや、傷やムラを見極める照明器具が整っていないことが多いです。このような施工環境では、中途半端な仕上がりになってしまいます。

まとめ

以上、ダイヤモンドキーパーの内容、評判について説明してきました。

自身の結論としては、下記の理由でダイヤモンドキーパーはおすすめしません。

・密閉環境や照明など施工環境が不十分。                               ・有機質の被膜であるがゆえに、持ちが悪い。                            ・下地処理は車の車種、洗車頻度、駐車環境、走行距離などによって1台1台違うもの。一方でキーパーの育成制度は、時間以内、マニュアル通りにできることが重視されており本来の作業内容にはそぐわない育成環境になってしまっている。経験のない作業員が増えてしまう。

もしキーパーで施工するのであれば、高単価である必要はなく誰でも施工ができるクリスタルキーパーで、メンテや洗車を継続していくことが良いかと思います。下記に当てはまる人にとっては、良いコーティングかと思います。

・時間が無くとにかく車の事に関しては何でも外注したい方                        ・車にそこまで愛着がある訳ではなく、そこそこの綺麗さで満足できる方                     ・コーティングは長年持続しないと考えており、定期的にキーパーに通える方

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