新車を青空駐車する場合、コーティングすべき?キーパーがよい?

新車を青空駐車する場合、コーティングすべき?キーパーがよい?

・大切にしたい新車。コーティングしたほうが良いのかな。青空駐車でもコーティングって意味あるんだろうか。キーパーとかどうなんだろう。

・青空駐車でコーティングする場合どんなコーティングがよいんだろう。親水?撥水?

日本で車を持っている方の多くは、青空駐車なので、このような疑問をお持ちの方が多いのではないでしょうか。青空駐車でも車を大切にしたい、どうすればいいんだろう。その一つの手段としてコーティングを検討されるんだと思います。

結論として、青空駐車の場合は、コーティングしたほうがよく、キレイを長く保つための手段になります。

本記事では、そもそも青空駐車だとどのような弊害があり、なぜコーティングが最適な対抗策なのか、そしてどんなコーティングが良いのか深く解説していきたいと思います。

目次

青空駐車が新車に与える影響

では、まず青空駐車だと新車にどんな影響を与えてしまうか解説していきます。

青空駐車による弊害は、3つあります。

汚れが付着しやすい

固着したシミ

どんな環境にあろうと、砂埃、酸性雨、花粉、黄砂、鉄粉など外部要因による汚れの付着は避けることはできません。

ただ、青空駐車の場合ですと、屋根付き保管や屋内保管に比べ、四六時中外気に触れている状況ですから、どうしても汚れの付着が多くなってしまいます。

傷がつく

また、傷も付きやすくなってしまいます。雨風が強い日ですと、車に当たる砂埃で傷がつくリスクが増えます。

水なし洗車でメンテナンスしていく予定の方にとっては、汚れが付着している状況で、マイクロファイバーなどふくことにより、小キズがつくことにもなりかねます

紫外線による劣化

太陽光に含まれる紫外線は、人体だけでなく、車にも影響を与えてしまいます。

よくあるのが、ヘッドライトの黄ばみ、未塗装樹脂部分の白化、ボディの色あせです。

紫外線で黄ばんだヘッドライト

原色系の彩度が高い色が色あせしやすい傾向にありますが、特に赤色は、色の化合物の構造が紫外線により崩され、特に色あせしやすくなってしまいます。

青空駐車の場合、コーティングすべき?

では、このような青空駐車による影響を最大限抑えるための手段としてどのようなものがあるのでしょうか?

スクロールできます
ワックスボディカバーコーティング
メリット値段が安い、ワックスならではの光沢、ツヤ感防水機能があれば、水自体車につかない高耐久、傷・汚れの付着防止
デメリット施工に時間がかかる、劣化が早いので何度も施工が必要脱着の手間、脱着時のボディとのスレによる小傷値段が高い、お店選びが難しい
価格1,000円〜10,000円程度1,000円〜100,000円程度10,000円〜500,000円程度
耐久性1ヶ月〜3ヶ月半年〜7年
比較表

ワックス

定番のシュアラスターのワックス

まずは、長年の歴史があるワックスです。カルナバ蝋(ヤシ成分の天然の蝋)を主成分としたものや、石油溶剤系の種類があり、塗装表面に塗り拡げることで薄膜を作り、紫外線やホコリ、排気ガスなどから塗装表面を保護することができます。

コーティングにはない光沢と色艶で人気があります。ただ、デメリットとしては、施工に時間がかかることと、有機物質のため劣化が早く、効果は早いうちに衰え、何度も施行する手間がかかるというところだと思います。一般的な人からすると、ワックスはなかなか馴染みにくい製品と言えると思います。

ボディカバー

ボディカバーされた車

ボディカバーで汚れの付着を防止することができます。紫外線ブロック、防水性能があり、裏地には傷がつかないように起毛されているのが一般的です。中には防水性能だけでなく、中の湿気を逃す機能があったり、車種別にオーダーメイドで作成されるものがあったりなど、実はピンきりです。

デメリットとしては、脱着の手間、脱着によるボディとの擦れでしょうか。

コーティング

コーティングにも、ポリマーやガラス、セラミックなど様々な種類がありますが、一般的なものは、ガラスコーティングもしくはセラミックコーティングかと思います。

コーティングすることで、塗装の上に犠牲膜ができ、紫外線やホコリ、排気ガスなどの汚れから塗装表面を保護することができます。耐久性も、お店で施工するものは、1年以上耐久するものが多いですし、DIYでできるコーティングもワックスより高耐久で簡単に施工できるものが増えています。

デメリットとしては、馴染みのないサービスであるためお店選びが難しくなってきているのと、コーティングしたとしてもメンテナンスが必要ということだと思います。

ベストは、コーティング+ボディカバー

現時点において青空駐車の環境で、愛車をキレイに保つ一番良い方法は、コーティングとボディカバーの組み合わせになります。

ボディカバーをすることで小傷のつくリスクはありつつも、裏地が起毛タイプのもので、防水機能つきのものであれば、丁寧に脱着すればリスクを低減できます。

仮に傷がついたとしてもボディカバーによる傷であれば、コーティングをしていることで犠牲膜として機能し、塗装面までへの傷がつくことを防止することができます。何よりボディカバーをすることで汚れ付着を低減できるので、きれいな状態を維持・管理しやすくなるでしょう。

青空駐車のコーティングはクリスタルキーパーが良いのか?

コーティングについてはお店選びが難しいと言いましたが、どこでやってもらうのが良いでしょうか?

値段もやすいものだと、10,000円程度もあれば、高いものですと500,000円程度のものもあります。質もピンきりです。ここではそれぞれのお店毎の特徴について解説していきます。

ディーラーの場合

ディーラーコーティングの最大のメリットは、コーティングのためにどこかに持っていく必要がなく、納車という一番嬉しい局面で既にコーティングされている状態、最高の状態になっているというのがメリットでしょう。一方でメリットとしてはそれだけです。金額の割には、施工品質がよくない業界構造になっています。個人的には一番おすすめしにくいです。

詳細に関しては、こちらの記事でディーラーコーティングの真相を解明しているので御覧ください。

キーパーコーティングの場合

キーパープロショップ

キーパーコーティングは、キーパーラボという自社で運営する店舗と、キーパープロショップという検定試験に合格したライセンス保有者が在籍する他社が運営する店舗の2つの形態が存在します。どちらも全国的に展開するコーティングのお店であり、安心感があるというメリットと、初心者でも試しやすい価格帯のメニューがあるところがよいところと言えるでしょう。一方で全国展開ゆえに生じる、スタッフレベルの質のムラはどうしても存在してしまいます。

良いスタッフにあたれば良いのですが、あたらないリスクもあります。最近のキーパーコーティングの方針が、スタッフの質のムラをなくすため、下地処理工程である研磨をなくし、簡単なコーティング剤で最大限の効果を発揮できる液剤開発に特化していっているような感じが見受けられます(ECOプラス系で特に。) 現状のおすすめメニューとしてはクリスタルキーパーになります。

詳細に関しては、こちらの記事でキーパーコーティングの真相を解明しているので御覧ください。

専門店の場合

コーティング専門店のメリットは、質だと思います。誰がどう見ても否の付け所がない品質を提供すべくこだわり抜いたコーティング液剤、傷やムラをチェックするために、検証し尽くされた照明、硬化不良やムラなどのリスクを可能限り低減するための湿度温度管理されたコーティング専用ブース。すべては最高品質を提供するために、コーティングに影響あるものはすべて拘りが感じられます。

一方でデメリットは、やはり相場より価格が高いというところと、お店の中には質が伴わない専門店も残念ながらあるというところです。

専門店で施工されたことがある方にアンケートをとり、良かったお店をランキングで紹介している記事があるので、御覧ください。

DIYの場合

昨今、DIYでコーティングできるように、簡易的かつ高耐久のコーティングも増えてきています。

また、洗車用品なども匂いや手触り感に拘った製品も開発されているので、愛車をみて手に触れる時間が増えることをメリットと思える方にとっては、良い時代で一番よい選択肢だと思います。また、お店に持っていくよりも安くコーティングを味わうことができます。

実際にDIYでコーティングされたことのある車好きな方々に、最強のコーティング剤のアンケートを取りましたので、よろしければ御覧ください。

青空駐車の場合にコーティングする時のよくある質問

青空駐車の場合、コーティングするなら親水が良いって聞いたけど本当?

結論、親水より、強撥水タイプのほうが現状よいかと思います。

親水であれば、水が塗装からゆっくりと引いていくように流れ落ちるので汚れの付着を防ぎ、ウォータースポットとよばれる水シミがつくのを防止できるということで、理論的には正しいかと思います。

ただし問題なのは、親水状態の維持です。油脂系の汚れが付着すると、どうしても完全親水にはならず、ところどころ撥水のようになってしまいます。そうすると結局水シミになってしまいます。ですので、現時点で化学的に可能なのは、完全親水維持よりも強い撥水状態を保つ方なので、強撥水をおすすめします。

青空駐車でコーティングしていない場合の洗車頻度はどれくらいになりますか?

利用頻度や車の色、その時の天候によっても洗車頻度は変わるので一概に言えませんが、少なくとも2週間に1回くらいが理想だと思います。これはコーティングしてても、してなくても変わらないです。

変わるのは、1回あたりの洗車時間です。コーティングしていると、汚れ自体がコーティング皮膜に定着しにくいので、強い溶剤を使用しなくとも、環境によっては水洗いだけでメンテナンスができます。これもコーティングのメリットです。

青空駐車だからコーティングは不要?

これまで説明してきたように、青空駐車だからこそ、コーティングは必要だと言えます。

なにせ青空駐車でないお車に比べ、汚れや傷が付きやすい環境だからです。自分にあったコーティングを選ぶことができ、かつ定期的なメンテナンスを施すことができれば、コーティングの効果を味わうことが出来ると思います。裏を返すと、良くわからずにコーティングをしたり、メンテをやらなければ、コーティングの意味はなく、むしろお金の無駄遣いになる可能性もありますので、ご注意ください。

青空駐車はワックスだとダメ?

ワックスでも可能です。車好きの中には、ワックス特有のツヤや光沢、癖のある施工がすきでワックスを愛している方もいます。ただし、劣化しやすく何度も施工したり維持管理が大変なので、一般的な方にとっては、コーティングのほうがあっていると思います。

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