【プロ診断】貴方の新車はコーティング必要?どこでやる?

・車を購入したら、ディーラーから必ずおすすめされる「コーティング」。高いんだけどこれって必要なの?

・ディーラー以外でコーティングができるらしいけど、どこでやるのがよいの?何か違いあるの?

車を購入された実に80%近くの方が、迷われることです。

実は、あなたのお車に対する考えや、使用状況、メンテナンス状況によって、コーティングの必要有無は変わってきます。また、コーティングのできる場所は様々で特徴も違ってくるため、ご自身の価値観に合わせて選んでいただく必要があります。

こちらのページでは、わかりやすいように、いくつかの質問を答えていただくと、貴方はコーティングが必要なのか、どこでやるべきか、の回答が出るような診断コンテンツを用意しております。それだけでなく、コーティングのできるお店ごとの特徴も詳しく解説しております。

ぜひ最後まで御覧ください。

目次

プロが診断!貴方の愛車はコーティングが必要?どこでやるのが良いのか。

では、早速まずは診断コンテンツをやってみましょう。

新車にコーティングする意味、効果

新車にコーティングをする理由は2つあります。

それぞれ解説していきます。

塗装、素材を守る

車の塗装や未塗装樹脂など、むき出しの環境のままだと様々な「外的要因」により汚れやすく、そして痛みやすい状況になってしまいます。

外的要因とは、花粉や、黄砂、水垢、鉄粉、そして紫外線などです。

特に紫外線はコーティングがないと、数年でクリアの剥がれや、樹脂の白化、ヘッドライトの黄ばみなどが生じるリスクがあります。

紫外線による白化したヘッドライト
紫外線により白化したヘッドライド

人間の身体も、紫外線に弱いので、日焼け止めのクリームを塗ったりしますよね。それと同じで車も痛みやすいので

このような現象を防止し、塗装、車のパーツを守るためにコーティングは存在します。

傷を取り、肌を整え、綺麗に見せる。

車のコーティングは塗って拭き上げて硬化させて終了、ではありません。(お店によっては、そのようなところもあります。)

コーティング前に、車の傷をとりコーティングに適した状態を作る、下地処理が必要になります。

なぜなら新車とはいえ、お客様に納車直後の車とはいえ、普通に車には傷があります。

新車=傷一つ無いピカピカの車、ではないのです。

新車なのにメッキ部分に塗装ミストが飛んでいたケース

納車直後にコーティング専門店に持っていったら、大きな傷がボンネットにあることに気づき、ディーラーに戻って、再塗装。車の1パネルが何かしらの理由で再塗装されていて、その際の塗装ミストが他のパネルにも飛んでいて、白く曇っていた。などなど。お客様は気づかないだろう、ということなんでしょうか。自分がお客様の立場だったらどうかという視点でサービス提供を心がけて欲しいです。

このような背景もあり、新車=傷、シミ一つ無い状態を作るためにも適切な下地処理が必要になってきます。

そして下地処理された後にコーティングすることで、艶や光沢が増し、より官能的な美観を作ることができます。

丹精込めて作り上げられた美観は、コーティングにより汚れが落ちやすくなっているので、洗車が楽になり、その美観維持にも役立ちます。

どこでコーティングするべきか、特徴解説

コーティングできる場所は、ディーラー以外にも、コーティングの専門店や、キーパー、そしてDIYでやる方法もあります。それぞれメリットデメリットあるので、どれが自分に合いそうかじっくり検討される材料としてご活用ください。

ディーラーで新車コーティング

メリット

  • 納車時にコーティングされた状態で、どこかに持っていく必要がない

デメリット

  • 誰がどこで施工されているのかわからない
  • 業者が施工していたにせよ、業者のお金と時間の予算は雀の涙程度なので、質は良くない
  • メンテナンスはDIYのみ
  • 金額は高め

ディーラーでのコーティングについては、裏側含めこちらで詳細説明してますので、よろしければ御覧ください。

単独の専門店で新車コーティング

メリット

  • コーティングの効果を最大限味わえる(傷一つない塗装と、検証し尽くされた効果のよいコーティング)
  • 何年、何十年とコーティングだけに従事された職人の安心感、信頼感
  • コーティング後もメンテナンスをしてくれる

デメリット

  • 値段が他に比べ高価になりがち
  • 個店が多い

専門店はコーティングを生業としていることもあり、コーティングの最大限の効果を味わいたい方向けにおすすめです。

コーティングに適した施工環境(密閉されたコーティングブース、徹底した湿度温度管理、傷やムラが見やすい適切な照明)で、これまでに何千台、何万台と施工してきた実績のある職人によるコーティング施工。もちろんコーティング前には、傷一つない丁寧に優しく磨き上げる下地処理。そしてコーティングは、テストパネルを使用し、日本だけでなく海外含め最先端のコーティング剤を日夜検証し、最良と思われるコーティング剤を採用。

すべてはコーティングの効果を求めるお客様のために、”コーティング”を生業とするからこそ、責任があり、丁寧に施行する姿勢が専門店には感じられます

ただ一方で、値段は他のお店に比べると高価になりがちです。また、個人でやられている専門店も多いので、ディーラーのように大手ならではのブランドの安心感は弱いといえるでしょう。

キーパーで新車コーティング

メリット

  • 初心者でも試しやすい価格帯のメニューがある
  • 全国展開なのでアクセスしやすく、メジャー感があり安心感がある
  • 洗車もできる

デメリット

  • コーティング液剤は、施工性>効果
  • コーティング施工者のレベルにムラがある
  • キーパーラボは施工環境は室内のものの、適切な照明設備がなくムラや、傷の見落としが生じるリスクがある(プロショップは、施工環境自体屋外の可能性もあり、おすすめできない)

キーパーコーティングは、キーパーラボという自社で運営する店舗と、キーパープロショップという検定試験に合格したライセンス保有者が在籍する他社が運営する店舗の2つの形態が存在します。どちらも全国的に展開するコーティングのお店であり、安心感があるというメリットと、初心者でも試しやすい価格帯のメニューがあるところがよいところと言えるでしょう。一方で全国展開ゆえに生じる、スタッフレベルの質のムラはどうしても存在してしまいます。

また展開するメニューも、なるべく誰でも施工できるようなコーティングしやすいものを重視している傾向があります。実際に私もだいぶ前にキーパーのセミナーを受講したことがあるのですが、動作を均一にし、時間効率が最重要とされている感覚をうけました。

ですので、お求めやすい価格帯で大量販売するビジネススタイルといえるでしょう(単価を上げるべく、一部高単価メニューを最近展開してきておりますが、個人的には難しいと思います)

キーパーに関しては、詳細をこちらに記載してますので、よろしければ参考にされてください

DIYで新車コーティング

メリット

  • 自分で施工するからこそ、車に対する愛着が増す
  • 金額が安いし、いろんな液剤の特徴を実感しながら、試すことが楽しくなる
  • 自分の思い通りに施工できる(丁寧にこだわるか、短時間でざっとやるか)

デメリット

  • 時間がかかる
  • ムラなどミスした時にリカバリーする必要がある

DIYで新車のコーティングもできます。詳しいやり方はこちらに記載があるので御覧ください。

コーティング剤は、プロが使っているコーティングは、拭き取りがしにくかったり、ムラになりやすかったりと難易度が高いものがありますが、DIYで使うコーティングは、スプレータイプで、1パネル2,3プッシュして、簡単拭き取り、というものもあります。市販で売られているものは、プロ用から初心者の方向けまで幅広くラインナップしており、自分のレベルにあわせて選ぶことができます。

メリットとしては、どこまでこだわるかは自分次第で、施行すると愛着が増すというところでしょうか。経済的にもお店にやってもらうよりやすいので、車を触ることがすきな洗車好きの方やDIY好きにはおすすめです。

一方でデメリットは、時間がかかるというところです。磨きはしない前提で、洗車含めて1台コーティングするとなる、車の大きさにもよりますが、早くても2〜4時間はかかるでしょう。また、ムラが出来てしまった場合に、適切な溶剤を用いてリカバーするとなると、そのやり方を理解したり、時間がかかってしまいます。場合によっては、リカバーが失敗に繋がってしまったりと散々な結果になることも。ですので、ご自身のレベルにあわせて、コーティングの施工性を重視するのか、コーティングの耐久性を重視するのか、選ぶことが重要です。

こんな方は、新車のコーティングは必要ありません

さて、これまでは新車のコーティングが必要な方に、どこで施工すべきか、お店毎の特徴を解説してきました。

ここでは、そもそもコーティングにお金と時間をかけることがもったいない、コーティングをすべきでないかたの特徴を説明していきたいと思います。

1年以内に車を変更される予定の方

すぐにお車を買い換える予定の方は、高いコーティングをかける必要はないと思います。

①定期的な洗車をDIYもしくは業者に依頼してキレイを維持する、もしくは②スプレーコーティングのような簡易コーティングを定期的にDIYするのがよいかと思います。

硬化型で、高価なコーティングはする必要はないです。コーティングの本来の目的は、長く車をお乗りになる方の愛車を、塗装を守り、きれいな美観を簡単に維持しやすくするためです。

車は移動手段の方

車が大好きで、趣味性の高いものであったり、資産として大切に扱いたいという方であれば、コーティングをされたほうが良いでしょう。

車は単なる移動手段だから特に売るときの資産価値も考えないし、キレイであることにもこだわりがない、という方にとっては、コーティングは不要だと思います。違うところにお金をかけていただいたほうが、ご自身にとって満足度の高い買い物になると思います。

車の美観をあまり気にされない方

車の綺麗さは、あくまで主観的なものだと思います。ある人からはきれいな車!に見える車であっても、別の方から、ここのシミが気になっててどうしようか悩んでるという方も中にはいます。

なので、語弊はあるかもしれませんが、車の”キレイ”に対する感性が鋭い方は、コーティングしたほうがよいでしょうし、あまり気にされない方はしないほうがご自身のためだと思います。これはコーティングをするかしないかだけでなく、お店選びにも直結する部分だと思います。

まとめ

新車にコーティングが必要なのか、必要な場合どこですべきか、診断コンテンツと、お店毎の特徴解説を交えながら説明してきました。

私のこれまでの経験を踏まえ、こういう方は、ここで施工したほうがよいかをわかりやすい形で診断コンテンツを作成しました。ただし、最終的に決断されるのは、お客様ご自身です。ご自身にあったコーティングの必要性を理解し、お店毎の特徴をご理解いただくことは大切ですが、一番重要なのは、お客様自身の信念をしっかりとご認識いただいたうえで、理想のコーティング探しをしていただくことです。

そうしないと、各社がいうマーケティングメッセージに気を取られ、後々やっぱりコーティングしないほうがよかった、、、と後悔してしまいます。

しっかりと時間をかけて検討いただき、「やってよかった」と思えるコーティングに出会えれば良いですね。

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