・コーティングを考えているんだけど、オートバックスでやるのってどうなんだろう。どんな種類があって、どれくらいの金額でできるんだろうか。評判ってよいのか。
・DIYでコーティングをやりたいんだけど、オートバックスのおすすめのコーティング剤ってどれなんだろう。
この記事を読んでる方は、このような疑問があるのではないでしょうか。
コーティングっていろんな所で出来るし、どれがよいか分かりにくいですよね。
そこで本記事では、オートバックスでできるコーティングの料金や種類、評判について解説するのはもちろん、車のコーティングの成果を決める要素を解説した上で、どんな方がオートバックでのコーティング施工に向いているのか、
詳しく説明していきたいと思います。
オートバックスでできるコーティングの種類と金額詳細
まず、最初にお伝えしたいこととして、オートバックスでのコーティングといっても店舗ごとにできるメニュー、金額が異なっております。理由としては、オートバックスはフランチャイズ展開しているためです。
オートバックスセブンという会社が全国の様々な会社とフランチャイズ契約しており、その会社自体の方針によって、コーティングの考え方が違うため、出来るメニューが違っています。
店舗毎に違いはありますが、オートバックスでできるコーティングは以下3つのいずれかになります。
1.キーパープロショップの場合
クリスタルキーパー | フレッシュキーパー | ダイヤモンドキーパー | Wダイヤモンドキーパー | ECOプラスダイヤモンドキーパー | EXキーパー | EXキーパー(細密研磨価格) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
SSサイズ | 17,400円 | 27,400円 | 49,900円 | 72,200円 | 72,200円 | 113,500円 | 18,060円 |
Sサイズ | 19,500円 | 29,500円 | 55,100円 | 79,900円 | 79,900円 | 123,800円 | 19,960円 |
Mサイズ | 21,800円 | 31,800円 | 60,400円 | 87,600円 | 87,600円 | 134,900円 | 21,600円 |
Lサイズ | 23,900円 | 33,900円 | 64,400円 | 93,200円 | 93,200円 | 150,200円 | 22,800円 |
LLサイズ | 28,400円 | 38,400円 | 70,900円 | 102,900円 | 102,900円 | 160,200円 | 25,200円 |
XLサイズ | 32,900円 | 42,900円 | 90,700円 | 131,400円 | 131,400円 | 174,600円 | 別途見積もり |
耐久性(ノーメンテの場合) | 1年間 | 1年以上 | 3年間 | 3年間 | 3年間 | 3年間 | 3年間 |
耐久性(メンテ有) | 5年間 (1年1回のメンテ) | 5年間 (1年1回のメンテ) | 5年間 (2年又は1年に1回のメンテ) | 6年間 (2年又は1年に1回のメンテ) |
キーパープロショップとは、KeePer技研が定めるコーティング技術1級資格を取得したSTAFFが店舗に在籍する、キーパーコーティングを正しく施行することができるお店になります。
オートバックスのSTAFFがキーパーで有料のセミナーを受講し、1級の検定に合格すると、晴れてキーパープロショップを開設することができるようになります。よくガソリンスタンドで見かけるキーパーと同じ形態になります。
注意点としては、コーティング施工者の質と、施行環境になります。後ほどなぜ施行者の質と施行環境が重要かお伝えしますが、もともとオートバックスのピットメニューを提供するSTAFFだった人が、どんな経緯でキーパーコーティングを始めたかによって、コーティング施工のモチベーションが違ってくると思います(お店によっては、コーティング専門店で働いている方を派遣しているところもありますが、その方がどのような経緯で派遣されているのか次第で技術レベルも違ってくるので注意が必要です)。
会社の方針で決まったのか、それとも元々コーティングをしたい情熱があったのか。それによって技術研鑽レベルにも違いがあると思いますし、細部まで丁寧に施工するのかも変わってくるでしょう。そのため、施工者の質は気にされたほうがよいと思います。
また、施工環境も、コーティング施工に最適な完全密閉された空間、適切な照明設備などの無い、ピットメニューを提供する一角でコーティング施工されるケースもあるため、注意が必要です。
2.オートバックスのピットメニューの1つの場合
親水コーティング、ダークカラー・屋外駐車向け | 撥水コーティング、ライトカラー・屋根あり駐車向け | 本格的な下地磨き付きの撥水コーティング | |
軽 | 25,300円 | 39,600円 | 66,000円 |
SS | 35,200円 | 46,200円 | 78,100円 |
S | 39,600円 | 52,800円 | 85,800円 |
M | 49,500円 | 59,400円 | 93,500円 |
L | 55,000円 | 66,000円 | 99,000円 |
LL | 62,700円 | 72,600円 | 108,900円 |
こちらは店舗ごとで提供するメニュー、金額は異なります。キーパーなどで有料のセミナー、検定を受けずに自社のノウハウのみでコーティング提供を始めた店舗が多いのではないかと思います。ですので、正直どんなコーティング液剤を使用し、どんな人が施工されているかはよくわかりません。施工環境に関しては、ピット内の一角で施工されため、先程のキーパープロショップと同じ環境での施工かと思います。
あくまでピットメニューの1つのラインナップとして、簡易で便利に使える1つのメニューと言えるでしょう。
3.オートバックスグループが展開するコーティング専門店の場合
Smart+Pro ¼(耐久性3ヶ月) | Smart+Pro1 (1年耐久) | Smart+Pro3 (3年耐久) | Smart+Pro5(5年耐久) | |
S | 9,600円 | 20,700円 | 54,400〜102,900円 | 73,100〜129,300円 |
M | 10,200円 | 23,000円 | 59,300〜109,000円 | 79,600〜138,000円 |
L | 10,900円 | 25,300円 | 66,500〜126,500円 | 102,900〜165,500円 |
LL | 12,100円 | 30,900円 | 73,100〜142,900円 | 132,800〜215,100円 |
XL | 14,200円 | 35,900円 | 92,600〜172,000円 | 159,200〜258,100円 |
こちらは、最近オートバックスグループが展開し始めているコーティング専門店、「Smart+1」。フランチャイズ先ではなく、オートバックスセブンが展開されているショップのようです。
メニューとしては、キーパープロショップ同様のメニューだけでなく、「Smart+Pro」シリーズというコーティングメニューも展開し、価格帯も一段と高いものも存在します。研磨や細部洗浄にもこだわり、自社内で専用の研修を修了し、深い知識と技術を持った専任のSTAFFが施工されるようです。
施工者の質は、一見してよさそうですが、正直な内情はわかりません。一方で、施工環境に関しては、単独店舗として専用ブースを設けているところもあれば、「オートバックス内インショップ」という店舗が多く、ピットメニューと同様に展開されているところも見受けられるので、本当にこだわりのコーティング施工を行っているかは、不確かと言えるでしょう。下記Youtubeをご覧いただくとわかるのですが、単独店舗でも、適切な照明がなく、蛍光灯下で磨いているお店もあるので、一般的なコーティング専門店よりは、施工環境は劣っていると思います。
オートバックスのコーティングの評判、口コミは?
では、オートバックスのコーティングの評判や口コミはどうなんでしょうか?
各種SNSやみんカラなどで探したものの、あまり件数はありませんでした。
その中であったものとしては、
洗車中、一部コーティングされてない箇所があると報告が。このあと4月に施工したオートバックスにクレーム。19:30から再施工すると。。いやですよぉ〜もう
twitterより引用
Smart+1 のレビュー 内装の内張りを興味本位で剥がしたら直せなくなったので放置していたのですが洗車に出したらついでに直していただいたので星5です
twitterより引用
というように、オートバックスの店舗で実施されているコーティングについては、ネガティブな意見に対し、Smart+1はポジティブな意見でした。通常SNSに口コミを書く場合、期待を大きく上回る場合か、大きく下回る場合に書き込むことが多いようなので、大多数が、可もなく不可もなくということでしょうか。
また、Smart+1については、YoutubeでPR動画もあり、丁寧に施工していることを動画で伝えようとしております(磨き作業やコーティング作業など、密閉されてない空間、湿度温度が管理できてない空間、適切な照明がない空間で施工されているのが、私は残念ながら気になりました。。)
オートバックスのコーティングはどんな人におすすめか?
オートバックスでのコーティングは、リーズナブルな価格帯が第一優先な方、ピットメニューのついでにコーティング!という利便性を望む方にはおすすめできると思います。
ただし、「コーティングをするからには、細部まで徹底してキレイに、コーティングの効果は、3年以上はほしい。愛車はずっとキレイにしたい」という質を重視される方は、あまりおすすめできません。餅屋は餅屋で、コーティング専門店をおすすめします。
車のコーティングの効果は何によって決まるのか
では、車のコーティングの効果は何によって決まるのでしょうか。
コーティングの効果、質 = 施工環境 ×コーティング液剤 ×コーティング作業者
3つの要素できまると、私は思います。
それぞれ見ていきましょう。
1.施工環境
施工する場所は、清潔が保たれ、外気に触れず、湿度温度が管理されている場所が適切です。粉塵がまったり、砂埃に触れてしまう環境ですと、傷の原因やコーティング液を塗布、硬化中に悪さする可能性があります。
また、湿度温度が一定で管理できないと、コーティング硬化がうまく出来なかったり、拭き取りができずムラになってしまうリスクがあります。
2.コーティング液剤
これは言わずもがなですが、液剤の品質がよくないと、塗装を守ることが出来ず、撥水せずすぐシミになったり、効果を発揮しないことがありません。
液剤は各種さまざまなメーカーから毎年でており、本当に玉石混交の世界です。そのため、施工されるお店は毎日のように世に出てくる液剤の検証が必要と言えるでしょう。液剤は日進月歩で進化しています。そのトレンドを追いかけ続ける姿勢、すなわりお客様に良いものを提供したいという思い、が大切といえます。
3.コーティング作業者
最後は”人”です。
コーティング作業者の塗装に対する知識、経験、そして思いはコーティングの成果を決める最重要要素です。塗装は同じ車種、同じ色でも、塗装の状態は異なり、磨き作業で必要となる、機械(ポリッシャ)、磨き粉(コンパウンド)の組み合わは千差万別です。なので知識、経験はもちろん、その根底となる”思い”、お客さんに最高品質で満足いただけるような施工をしたい、その思いがあるか、は必要と言えるでしょう。
(そのような思いがないからこそ、先程口コミであったように、コーティングが塗れてないところが発生してしまう要因なんだと思います。普通真剣に作業してれば、こんな場所を施工しないというのはありえないです。)
【DIY向け】オートバックスにあるおすすめのコーティング剤は?
DIYでコーティングをやる方向けにオートバックスにあるコーティング剤の中でおすすめはどれになるのでしょうか?
オートバックスの通販サイトにコーティング剤のおすすめがあり、そちらをランキング形式で紹介します。
DIYのコーティング剤で最強を決めるアンケート結果はこちらです。
まとめ
オートバックスにおけるコーティングの特徴について解説してきました。
ご自身がコーティングに何を期待されるか、どれくらい期待が高いのかによって、選択肢は大きく異なると思います。わかりにくい業界であるからこそ、言われたままの情報、口コミに左右されず、実態を詳細に把握されることが大事だと思います。
ぜひいろんな情報筋に当たっていただき、満足のいく結果が得られるといいですね。
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